発達障害の私は、中学生時代は学校にほとんど行っていませんでしたし、勉強もあまりしていませんでした。
大人になって、私の同じ状況の中学生が多い事や、それに悩む親の方がいる事を知りました。
この後詳しく説明しますが、どうして発達障害の中学生が勉強しない事があるのかというと、「みんながやっているからやる」という気持ちが無いからだと思います。
発達障害者でも、”理由”があって自分の徳になると思えば、自然とやる気も湧いてくるのですが、毎日の生活が辛い発達障害者には、「勉強をやってなんの得になるの?」という気持ちが強いのです。
そこで、まずはなぜ発達障害の中学生は勉強をしない事があるのかの、理由詳しくを説明して、その後に当事者目線で対処方をお伝えできればと思います。
中学生の発達障害者が勉強しない理由
中学生の発達障害者が勉強しなことがある理由なのですが、私はみんながやっているからと言われるのが怖くて、勉強をしない事がとても多かったです。
それに加え、発達障害者は幼かったり、成長の遅れがありますよね?
そうなると、私は発達障害者の”勉強のゴール”は大学卒業や高校卒業ではないと思うのです。
30歳になってやっと少しづつ、勉強をしてきた成果が出るというのをゴールと発達障害の中学生は無意識に思っているのではないでしょうか。
この”みんながやっているからが怖い”と”勉強のゴールが遠い”をそれぞれ解説していきます。
発達障害者が勉強しない理由は怖いから
みんながやっているからやるといのが苦手なのは、もちろん周りと合わせるのが苦手という単純な理由もあります。
しかし、発達障害者の私が中学生時代に、”みんながやっているから”が怖かったのは少し違う理由です。
”みんながやっているから”と言われると、勉強を普通にできてしまう健常者と比較されているような気がしてしまうのです。
みんなと同じように勉強したら、みんなと同じように評価されるかもと思ってしまうと、勉強が怖くなってきます。
中学生の発達障害者には特別扱いする?
そこで、発達障害者の私は中学生時代、他の人がしないような勉強をしていました。
周りと同じように、評価しないで特別扱いしたり、周りとは少し違う角度で勉強をしていくと、勉強に対する恐怖は減るはずです。
猶予があるからしなくていい?
もう一つの発達障害者の中学生が勉強をしない理由である”勉強のゴールが遠い”を説明していきたいと思います。
私は20代後半になってやっと、普通に働けるようになりました。
もしかしたら、中学生の発達障害者は30代ぐらいに自分の力を発揮できるように、ペース配分をしているのかもしれません。
発達障害者は辛い事がたくさんあり、すこしゆっくり目に進まないと息切れしてしまいます。
中学生の今あまり勉強しなくても、30代ぐらいに力を発揮できるように、ゆっくりとペース配分して、勉強をしてみるのもありかもしれませんね。
中学生の発達障害者に勉強してもらう為に
勉強をしない発達障害の中学生への対応ですが、私は将来を少し具体的に考えると良いと思います。
どんな仕事がしたいのか、それに勉強は必要か、働く為や自立する為に勉強以外の準備はできないのか、等です。
もし、勉強以外にできる準備があるなら、少しづつ準備をしていきましょう。
発達障害の中学生に合わせて、勉強をしてもらうか他の準備をするかを選択していきましょう。
それでも勉強させたい方には勉強してもらえるコツを紹介します。
発達障害の中学生に勉強してもらうコツ
もしかしたら、勉強しない発達障害の中学生は、勉強をした結果がイメージできていないのかもしれません。
大学にいく為とか、みんながやっているからではなく、「○○という職業をやる為だよ」とか「君の好きな○○は勉強するともっと楽しくなるよ」等と具体的なイメージを教えてあげましょう。
中学生の発達障害者が勉強しなかった結果
発達障害者の私は中学生の頃ほとんど勉強できませんでした。
しかし今はそれでも入れる通信制高校があり、なんとか高校卒業までたどりつけました。
働く上で勉強はとても重要ですが、勉強できなくてもつける職業はたくさんあります。
勉強はしたほうが良いですが、中学生時代の私には、勉強は無理だったと思います。
通信制高校でもよいので、高校を卒業して、”自分のできる最大の努力”をすれば、道は開けます。
通信制高校を探して、資料請求できるサイトなども、下記バナーから利用して、無理の無い範囲の人生を発達障害者のお子さんと歩んでいってくださいね。
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最後に
いかがでしたか?
勉強しない発達障害の中学生にも、多少個性はあるとはいえ、この記事に書いたようなしっかりとした、勉強しない理由があるはずです。
もしかしたら、当人はうまく説明できないかも知れませんが、きっと理由があります。
根気よく付き合えば、きっと少しづつ勉強をしたり、自立への道を歩んでいけるはずです。
発達障害の診断を受けるか迷っている方へ向けた記事などもありますので、このサイトを参考に少しづつ前に進んでくださいね。
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