発達障害者の私たちが仕事をする上で、合理的配慮というのは絶対に必要な事です。
配慮をしてもらう事は当たり前の事ではありませんし、感謝すべきなのですがこちらから「今の配慮よりこういう配慮が欲しい」とお願いする事はしていかなければいけません。
【発達障害の説明・合理的配慮の伝え方】も参考にしていもらいたいですが、この記事でまずは自分にあった職場や自分に必要な配慮を見つけてみてください。
仕事は発達障害者が普通に生きていくために必要なことですが、無理をして辛くなってしまっては続けていくことは厳しいですよね。
無理をしないでいい意味で楽に仕事をしていくためにも配慮をしてもらう事は必要です。
本記事を読んでほしい方
発達障害やその傾向がある方で
どんな配慮が必要かわからない方
自分の特徴に合わせた配慮が知りたい方
現在の会社に合理的な配慮を望む方
発達障害者にオススメな仕事を知りたい方
なかなか仕事が続かない方
大人としての生活に疲れてしまう方
配慮をしてもらう為にも自分を知ることが重要です。自分にどんな特徴があってどんな配慮が必要なのかを知ることで配慮を伝える時のも役立ちますし、自分自身で対処をする参考にもなります。
自分を知って、前に進みたい方はぜひ記事を最後まで読んでみてください。
発達障害者が転職時に伝える配慮チェックリスト
ロ感覚過敏がある
ロ通院が会社の休日以外に必要
ロ複雑な指示曖昧な指示が苦手
ロコミュニケーションが苦手
ロ臨機応変さが無い
ロ体調が優れない事がある
ロ文字を書く事が苦手
転職や現在の職場の為の求めるべき配慮
こういった特性を一つ一つ配慮事項と避けるべき職場として解説していきます。
こういった特性は仕事をする上でもそうですが、日常生活にも当てはまることです。
配慮事項は自分なりの対処として読み替えれば日常生活に役立ちますので、そういった観点でも読んでみると、日常生活の苦しい状態から抜け出して前に進む力になると思います。
感覚過敏がある | 耳栓をさせてもらう 静かな部署や場所等の配慮を求める 眩しい場所を避けさせてもらう |
避けるべき職場 工場・ショッピングセンター等 | |
通院が会社の休日以外の日に必要 | 通院日に休みをもらえるように伝える |
求める休日の形態 平日が休み・シフト制 | |
複雑な指示曖昧な指示が苦手 | そのような表現を避けてもらえる様に伝える |
避けるべき業務・職種 技術職・専門性が高い・人との協力業務が多い | |
コミュニケーションが苦手 | 接客や来客対応、電話対応を避ける事を求める |
避けるべき業務・職種 接客業・営業職 | |
臨機応変さが無い | 事前に予定等を伝えてもらい、急な変更を避けてもらう 臨機応変さが求められる業務を避ける |
避けるべき業務・職種 発注業務・接客業・トラブル対応業務 | |
体調が優れない事がある | 時短や休み、場合によっては通院などが必要と伝える |
文字を書く事が苦手 | 書類等はpc操作でさせてもらう メモをする時間を長く貰う |
こういった配慮を必要とする特性は【特徴をカバーする・アピールに変える】にも書きましたが、自分自身で前向きに捉える事も必要です。
転職時や現在の職場で、無理にでも自分の特性を前向きに声に出すことは自分自身の為にもなります。声に出す事や前向きに行動することで自然と自分に前向きな気持ちが芽生えてきます。
【「封印」して気持ちを切り替える】にも書きましたが、まずは行動から始めるのは自分の気持ちと向き合うよりかんたんです。
また配慮をしてもらう時はしっかりと感謝の気持ちを、大げさでも良いので相手に伝える事も重要です。挨拶をする感謝をするという当たり前の事を、当たり前にできると配慮する側ももっと協力的になってくれます。
これらの特性に合理的配慮を伝えたい方はこちらのチェックシートを会社に持参することがオススメです。
また合理的配慮の伝え方に悩む方はこちらもどうぞ。
発達障害者で大人の私の体験談
仕事をしなければいけない人もいる
思い切って配慮をしてもらえる職場に転職した時は気持ちが楽になった
自分の気持ちを優先することも大事
最後に
最初にも書きましたが、私たち発達障害者がうまく障害と付き合う為には無理をしない事が重要です。
無理をしない為に【おすすめの仕事を見つけるための三つの「望まない」】にも書きましたが、待遇や仕事内容を求めすぎない事も重要です。
もちろんやりがいや給料も大事なのですが自分が辛くないように、自分を甘やかしても良いのです。
それは「逃げる」事ではなく、「障害とうまく付き合う」事です。私たち発達障害者は普通に生きているだけで十分頑張っています。自分自身が辛くない道を選ぶことを「逃げ」と思わないで、「障害と付き合う・受け入れる」事だと思いましょう。
障害を受け入れる事ができてから少しづつ、やりがいや給料を求めて行けばいいのです。障害との付き合いは一生続きます。
焦る事はありません、気長にじっくり障害と向き合っていきましょう。
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