発達障害の部下を持つ人へ「目標設定編」

仕事
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発達障害の私が働く上で大事なことはコミュニケーション編」「指示編」はでも書きましたが、その二つとこの記事に共通するのは分かりやすさです。誰でも特に発達障害者にとって目標を持つことは重要な事です。

目標をもって仕事をすることで、辛い通勤やその他の仕事に関わる大変な事を乗り越える為のモチベーションになりますし、次々目標を達成できると次の目標まで頑張ろうと思い仕事を続けられるのです。

目標を設定する場合、この記事を参考にする事以上に重要なのが発達障害の方とのコミュニケーションです。

コミュニケーションを取る事が苦手な発達障害者もいますが、少しずつ距離を縮めていってください。

またこの記事のタイトルは「部下を持つ方へ」となっていますが、発達障害者が自分を知る事にも役立ちます。

自分自身がどういった目標だと達成しやすいかを知れると、周りの方が目標を設定してくれない職場でも、自分自身で目標を設定してやりがいを見つけられます。

慢性疲労や通勤の辛さも目標ややりがいを感じられると、感じにくくなっていきます。また職場が合理的配慮をしてくれる環境でも、自分自身がどんな目標が達成しやすいかや分かりやすいかを知らないと、周りも配慮をする時にどんな配慮が必要か、分かりづらい事もあります。

また自分がどんな特性を持っているかは転職時にも必要な知識です。

発達障害当事者もそういった部下を持つ方もこの記事を最後まで読んで良い目標設定をしてみてください。

本記事を読んでほしい方

発達障害の部下や同僚がいる方で

その方に合う目標設定方を知りたい方

なかなか目標を実現してもらえない方

より良い目標設定をしたい方

仕事の教え方や支援方知りたい方

発達障害者の部下を持つ方はすでに目標設定をしている方もいると思いますが、なかなか理解してもらえなかったり、達成してもらえない場合もあると思います。

そういった問題への解決策を「分かりやすい目標」「達成しやすい目標」「成功を活かす目標」の三つに分けて紹介していきます。

このサイトで発達障害者は「できない」ではなく「できる条件が限られている」という特性が有ると何度も書いています。最初に少し手間は掛かりますが「できる条件」を整えれば健常者と同じように力を発揮できると私は思っています。

発達障害者自身がそう気づけていない場合もありますので、コミュニケーションを取りながら目標を設定し協力して前に進んでみてください。

発達障害の方やその傾向がある方で

仕事が辛い方

転職を考えている方

仕事にやりがいを感じられない方

職場に合理的配慮を求めたい方

目標を定める時は

目標を分かりやすくする

分かりやすい目標にするための3原則

  1. 目標を段階的に
  2. 目標を明確
    • 例:入力を1時間で終わらせる
  3. 目標を視覚化する

目標を立てる時に一番最初に意識すべきことは「分かりやすい」事です。分かりやすさが無いと「達成しやすい」「成功を活かせる」様な目標を立てても無駄になってしまいます。

また発達障害の方にはいろいろな特徴を持つ方がいますし、分かりやすい形も様々ですが一度分かりやすい形を掴めばそれはほとんど変わりません。【コミュニケーション編】等を参考にまずは分かりやすい形を明らかにしましょう。

達成しやすい様に

達成しやすい目標3原則

  1. その人に合わせる
  2. 他人と比較しない
  3. 得意な事を少しずつ増やす

発達障害の方にはいろいろな特徴があると書きましたが、「達成しやすい形」も様々です。

全員に共通する「達成しやすい形」は当たり前かもしれませんが、少しの努力で達成できる目標にする事です。

同じ最終目標にたどり着く場合も小まめに目標を設定して、簡単に一つの目標を達成できるようにしましょう。

目標を達成できれば自信もつきますし、次の目標に対するモチベーションになります。

成功を生かす

成功を活かせる目標3原則

  1. できる事に注目する
  2. 経験を活かせる目標にする
  3. 成功した時こそ改善点を見つける

先ほども書いた次の目標へのモチベーションを保つためにも、失敗した時には前向きに、成功した時こそ改善点を見つける事がおすすめです。

改善点が全くない方はいませんが失敗時に追い打ちをかけるより、成功時にどさくさ紛れに改善点を見つけましょう。

発達障害の部下や同僚を持つ方へ

最後に

今回書いた分かりやすさ達成しやすさ成功を生かせる様な目標設定をしてみてください。

この三つを守る事で必ず前に進める目標設定ができるはずです。目標を達成して終わりではなく、常に次を意識する事で常に辛さと戦う発達障害者の助けになるはずです。

全員同じではない発達障害者ですが、その人にあった形を見つければそれは使い続けられます。

決まったパターンを持つ事は発達障害者に共通ですので、その形にはめる事で発達障害者は健常者と同じ力を発揮でいるはずです。コミュニケーションを細かくすることを心がけて一緒に前に進んでください。

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