発達障害の部下や子供を持つ人へ「指示・指導編」

仕事
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私は働く上で指示や指導をしてもらう時理解しづらいと感じる事がよくあります。そんな時私が欲しい配慮は「分かりやすい形」と「整理する余裕」です。

私たち発達障害者は障害を持つ本人も理解力が自分には無いと思ってしまう事がありますが、私はそれは違うと思います。私たちは理解する条件が普通の人と少し違うのです。ですから理解しやすい形にしてもらうか、自分で理解しやすい形に変換する余裕を貰う事が重要です。

この記事は部下を持つ人と親というターゲットのタイトルになっていますが、発達障害者本人にもおすすめです。この記事で自分にとって分かりやすい指示・指導とはなにかを自覚する事は重要で、それが自分自身で分かっていなければ配慮をするという意思がある職場に出会っても配慮してもらえないかもしれません。

その為には自分を知ることが重要です。もし配慮をしてもらう内容が分からないならば【発達障害の説明・合理的配慮の伝え方】を参考にしてみてください。

コミュニケーション編」「目標設定編」はこちら

本記事を読んでほしい方

発達障害の部下や同僚がいる方で

上手く指示ができない方

その方を成長させたい方

仕事の教え方を知りたい方

その方を支援したい方

発達障害の部下を持つ方はどういった指示・指導が効果的か悩む方もいると思います。その方を「障害者としては役に立つ」という人に育てたいと思っている方がいたら、それは間違いだと思います。

私たち発達障害者は条件が整えば健常者と同じ力を発揮できると私は思っています。障害者本人も健常者と同じ力は発揮できないと考えている方もいますが、その固定概念を会社側と本人の協力で変えていってほしいと私は思います。

そこで重要なのがこの記事のテーマである指示・指導です。この記事を読んで発達障害者が力を発揮できる場所を作っていってください。

発達障害の方やその傾向がある方で

上司に障害を理解してほしい方

合理的な配慮の伝え方がわからない方

最初にも書きましたが自分を知るという事は私たち発達障害者にとっても重要です。

自分の事を知ると配慮を伝える時はもちろん、配慮が得られない場合も自分なりに指示・指導をどう処理するか分かってきます。

自分の事を知ることができていないと感じるならこの記事を読んで自分の事を知り、配慮を求めることや自身で対策する事につなげてみてください。

指示や指導をする時は

 対処の例

分かりやすい形にしてみる

  • 文字、図等の視覚情報にする
  • 音声として残す
  • 具体例を出す
  • マニュアル等を用意する
    • 可能であれば専用の物

整理する余裕を与える

  • 何度も聞き直されても答える
  • メモをする時間を与える
  • 重要な所は繰り返す

成長に繋がる指示にする

  • 成功した過去の経験に当てはめる
  • 少しずつレベルを上げる
  • 指示のパターンを少しずつ豊富にする
    • 「入力をして」から「入力をミス無くして」の様な指示にする

複雑・曖昧な指示は分かりやすい形にする事が重要です。私たち発達障害者は理解しやすい形であれば理解する力はあります。

上司の方や同僚の方が時間が無いや方法が分からないという場合もあると思います。そういった場合は二つ目の「整理する余裕を与える」事をお願いしたいと思います。

私自身も自分なりに分かりやすい形に変換したりすることで自分なりに理解する事ができます。しかしそれは分からない部分を質問したり文字に書いたり図に買いたりする余裕があっての事です。

質問をした時に嫌そうな反応をされたり、めんどくさそうにされてしまうと「質問してはダメなのかな?」と思ってしまいます。時間や精神的余裕があれば自ら聞いて自ら分かりやすく変換する事が出来ます。

発達障害の部下同僚との付き合い方

最後に

分かりやすい形にする事は、人それぞれ分かりやすい形に違いがある事で難しい面もありますが、整理する余裕は万人に共通で合理的配慮に慣れていない方でも簡単だと思います。

精神的・時間的余裕を持たせることで効果的な配慮を見つける事にもつながりますし、発達障害者が自分の殻に閉じこもってしまうことも防げます。

【発達障害の部下や子供を持つ人へ「コミュニケーション編」】を参考に普段からコミュニケーションを円滑に進める事で信頼関係を築ければ指示指導にも繋がっていきます。

分かりやすい指示・指導を行う事で発達障害者の成長に繋げられますし、次の障害者繋がります。

私たち発達障害者本人にしかわからない事は沢山ありますので、すでに仕事を覚えている他の障害者の方の意見を聞いたりすることもおすすめです。

またそういった方がいない場合は、今育てている発達障害者の方にも将来的に、障害者雇用で役に立ってもらえるという期待をもって接していってみましょう。

ぜひ本記事を参考に障害者雇用を前に進めてみてください。

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