「ADHDとは」と検索して出てくるサイトは、良い意味でも悪い意味でも客観的に感じます。
ADHD当事者の私が考える「ADHDとは」は主観や個人の感想が含まれるかもしれません。
しかしADHDを持つ人や自分はADHDではないかと思っている方は、そういう主観的な視点で知りたいのではないでしょうか。
そこでADHD当事者である私目線の「ADHDとは」を書いていきたいと思います。
大人のADHDとは?特徴1.注意欠陥
一般的に注意欠陥とは、忘れ物が多いや自分の興味のある事に集中し過ぎる、注意力が続かない等が知られています。
どんな時にその特性が出るのか、また具体的にどんな場面で困るか等を紹介していきます。
ADHDを持つと探し物ができない?
私がADHDと注意欠陥を持っていると一番思うのは、探し物です。
小さな物が探せないのはもちろん大きな物を探すのも苦手です。
目の前にある物を見つけられなかったり、人が直ぐ見つける物も探せません。
どうしてかは分かりませんが、探し物をする時は視界がとても狭まっているような感じです。
ADHDや注意欠陥を持つ人が全員探し物ができないかは分かりませんが、「できて当たり前」と周りが思う事をできないというのが一つはあると思います。
出来るはずの事が出来ないのは誰にとっても辛いです。
ADHDとASDを持つと意外と?
私はADHD以外にASDを持っているのですが、この組み合わせが、できない事を減らしてくれると感じる事があります。
いつも通りが好きな事を活かして、忘れ物をしない様に、すべてパターン通り動いたり、職場ではできませんが、家では物を置く場所を完璧に決めて、それを守る事で探し物をしないで済むようにしています。
障害を二つも持つことは幸運な事ではありませんが、物事には良い面と悪い面があります。
まだ見つかっていないだけで、きっと障害を持っている事が役に立つ事もあります!
注意欠陥とは?集中力は波が激しい
注意欠陥には集中力が弱いという特徴もあると言われています。
ただ私は弱いというよりは、波が激しいのだと思っています。
騒音や気温、視線等周囲の環境によって集中力が落ちてしまう事もありますが、好きな事をしている時や慣れた環境にいる時は、集中力が健常者以上になる事もあるのです。
ただ好きな事に集中し過ぎてしまう事もあるので、注意は必要です。
大人のADHDとは特徴2.多動
多動と聞くとじっとしていられない事や、体をそわそわ動かす等の印象があると思いますが、これは大抵子供ではないかと私は思っています。
大人になると自然な振る舞いが出来る様になってきます。
ではどこで多動の特性が出るかとというと、コミュニケーション面だと思います。
多動症とは?会話がうまくいかない事も
コミュニケーション面で多動を感じるタイミングは、受け取るというより発信するタイミングです。
話が終わっていないのに、自分の意見を言ってしまったり、他人同士の会話に入ってしまう事などが私は多いです。
後で考えると「よくなかったなー」と思うのですが、いざそういった場面になると「ワンテンポ置いて考える」という事ができないのです。
大人のADHDとは特徴2.衝動
衝動性が高いと怒って人間関係を壊す等と思われるかもしれませんが、大人になると人間関係を一気に壊す程の衝動性は無くなります。
ただ衝動性のある方は、私も含め「勘違い」されやすいと思います。
衝動性とは?「勘違い」されやすい
衝動性があると勘違いされやすいのは、たまに衝動的に行動すると「そういう人なんだ」と思われるのはもちろんですが、もっとも多いのは我慢している状態を勘違いされるパターンです。
怒り等を衝動性にまかせて外に出さない様に、無口になったり独り言を言っている所を勘違いされるのです。
衝動性は大人になるとどうなる?
今この記事を読んでいる未成年や若い大人の方に伝えたいのは、衝動性は少しづつ少なくなるという事です。
昔私はコントロールできる時とできない時で、多重人格までいかなくても複数の自分がいる感覚でした。
しかし、年齢を重ねると徐々にコントロールできる自分に収束していく感覚が出てきます。
今衝動性で辛くても時が解決してくれると思ってもう少し頑張ってみてください。
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最後に
この記事ではADHDがどんな物かを書いてきました。
解決策等は他の記事を読んで頂きたいのですが、この記事でADHDがどんな物か知る事はとても重要な事だと思います。
自分と同じ特性を持つ人がいるという事は、「一人じゃない」と思う事もできますし、大人になると変わるという事を意識する事で、自分の良い変化に気づけるようになります。
先が見えないのは辛いですが、良い意味でも悪い意味でも「なにも変わらない人」というのはいません。
今とても辛いなら、どん底にいるのですから、きっとこれからは良い方向にどんどん変われるはずです!
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