差別や誤解、差別は昔よりは減ったと思いますが、実感としてはまだそれなりにあります。
私たちの持つ発達障害は色々な特徴があります。
発達障害の全てを把握している人はいないですし、発達障害の事をわかっていないと、どこまでが障害か分からないので、誤解は生まれやすいです。
その誤解が差別につながるのは悲しいことですが、あまり差別と戦うという意識を私は持たない様にしています。
タイトルにもある通り、この記事では”戦い方”ではなく”付き合い方”を紹介していきます。
発達障害者は差別されたらお礼を言おう
タイトルにある「差別されたらお礼を言う」ですが、そのままの意味です。
差別された時の例を挙げると
「どうせこんな仕事もできないでしょ」と言われたら「難しい仕事をできるか心配してくれてありがとうございます」と返したり
「障害者だから会話がへたくそだね」と言われたら「会話間違えてましたか?指摘してくれてありがとうございます」等と無理やりにでもお礼を言ってしまうのです。
差別されてお礼を言ったらどうなる?
発達障害者が差別にお礼を言う事にとても抵抗がある事は分かっています。
私自身も、差別されて嫌な気分になったら、お礼言う事なんてとてもできませんでした。
でも、無理やりにでもお礼を言うと、こんな効果があります。
- 差別されにくくなる
- 差別する人はこちらが落ち込むのを見て喜んでいます。お礼を言われたら差別し甲斐がないのでしょうね。
- 周りに味方になってもらえる
- 「差別されても、お礼を言えるなんてすごい」と思ってもらえるし、お礼を言う人と、差別する人をみたら、お礼を言える人を応援したくなる
お礼を言われて嫌な気持ちになる事はあまりありませんよね。
もし差別した側の気持ちに、お礼を言っても変化がないとしても、周りは差別に言い返す人より、お礼を言える人の味方をしたくなります。
差別に発達障害者は悪意を返してはだめ
差別は、程度の差こそありますが、悪意です。
悪意を向けられたら、言い返すなど悪意で返したくなりますが、善意であるお礼で返しましょう。
悪意に悪意で返したら、また悪意が返ってきます。
悪意を向けた人は善意で帰ってきたら、気が抜かれて悪意を向ける事をためらう様になります。
そして、悪意で返すより、とても素晴らしい気持ちになれるのです。
それでも差別されたら相談?
お礼を言う方法を使っても差別する人はいます。
そんな時は相談する事も考えると思いますが、差別を相談する事には少し問題点もあります。
まず、発達障害当事者の経験として、自分の中に閉じ込めて無理やり納得していた気持ちが、相談して気持ちを言葉にする事で、気持ちが抑えられなくなるのです。
しかし、気持ちがあふれ出ても、誰かに話したいという時や、私は時々あるのですが、気持ちを外に出したいと思ってしまう事があります。
そんな時は無理をせず、相談すれば良いと思うのですが、そんな時は相談する時のチェックリストをよく読んで後悔の無い”相談”にしてください。
相談する時のチェックリスト | ロ相談内容は考えてあるか ロ冷静に話せる手段を選んだか 例:電話・メール・対面 ロ話を広めない相手か ロ対応してもらえる相手か ロ冷静に話せる相手か |
差別されたらこう気持ちの整理
私は、お礼を言っても相談してもどうしようもない差別は、差別してくる方を憐れむようにしています。
だって可哀そうだと思いませんか?
人を見下したり、貶したりして満足する人に私は絶対なりたくありません。
そんな可哀そうな事しかできない人は、無視してほっときましょう。
発達障害で差別される側でよかった?
発達障害の私は精神的に幼いかもしれません、でも素直で純粋で時に差別される自分で良かったとさえ思います。
差別された人がどんなに悲しいか知っていて、絶対他の人を差別しない様にしようと、思える自分なれて、差別する側にならなくて、とても幸せだと思うのです。
発達障害者で差別されたことのある方は、考え方次第できっと幸せになれるはずです。
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この記事を読んでいる方は、差別された経験のある方が多いと思います。
どんな差別をされてきたか私にはわかりませんが、ここで紹介する記事を読めば、今のままの自分でいいんだ!と思えるはずです。
最後に
差別をされることは悲しい事です。
しかし、先程も書きましたが、差別する側でなくてよかったと思った方が絶対に良いです。
辛い気持ち悲しい気持ちになる事は大変な事ですが、誰か大切な人の辛さ悲しさがわかる特別な、特性なのだと思います。
何事も前向きに、一歩踏み出す力に変えていきましょう。
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