中学生で発達障害診断を受ける?差別されたら可哀そうが無意味な理由

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発達障害の私は、学生時代に発達障害の診断を受けて手帳を取得しました。

先に言ってしまうと私ははっきりと、診断を受けるべきだと確信しています。

差別されたら可哀そうと思う方もいるかと思いますが、それは無意味な考え方だと私は思っています。

不快に思われる方もいると思いますが、紛れもない現実を発達障害者目線で言うと、診断を受けても受けなくても発達障害の特性を持っていたら、同じように差別されるのです。

それも踏まえて、今回は当事者である私の立場から、発達障害傾向の中学生の子供を持つ方向けに、なぜ発達障害の診断を受けるべきなのか、解説していきます。

差別が発達障害診断を受ける理由になる

ネットで、世間体が悪いから発達障害の診断を受けないという方がいました。

それは、子供にとっての世間体を気にしていて、子供の為を思っている事はよくわかります。

しかし、それは的外れな主張だと私は思います。

発達障害の診断が無いと差別されない?

中学生の子供は将来も含め、発達障害の診断が無ければ差別されないのでしょうか?

私は違うと思います。

私は「この人は発達障害だろうな」という診断を受けていない方と仕事をしたことがあります。

でも、その方は差別を確実にされていました。

発達障害の診断を受けているから、差別されるのではなく、差別されるような特性(仕事面で困る特性の、うっかりやコミュニケーション力不足等)があるから、許せない事ですが差別されるのです。

同じ特性を持っている方が二人いたら、むしろ診断を受けてない方の方が差別されると私は経験上確信しています。

発達障害の診断を受けると差別に勝てる

なぜ、発達障害の診断を受けていないと差別されやすいのかですが、一般的な方は”理由が無いのにできない人”を差別するからです。

「発達障害だからできません」で納得する方も、「理由はないけどできません」という方は許せないというパターンが多いのです。

また私は発達障害傾向の方と仕事をしていましたが、その方は差別的な事を言われて、上司に相談していました。

発達障害の診断を受けていない人はどう?

しかし、「あなたが、仕事できないからでしょ」とか「あなたがしっかりコミュニケーションを取らないからだ」と取り合ってもらえませんでした。

「発達障害です」と公開して、生きてきた私は、差別されたらすぐ相談して、対処してもらってきました。

何か欠点があっても、「障害があるから仕方ない、そんな差別的な事を言ってはダメだ」と上司も対応してくれるのです。

この様に発達障害の診断を受けても、差別されて損する事はないのです。

これが一つ目の発達障害の診断を、その傾向のある中学生が受けた方が良いと思う理由です。

将来の為に発達障害の診断を受けよう

障害者枠は所得が少なくなるから、診断は受けないという理由も私は的外れだと思います。

障害者枠というのは、不当に給料を減らされているわけではありません。

できない事を配慮してもらって、できる事を正当に評価し給料をもらっているのです。

仕事にマイナスに働く特性を持っていたら、障害者枠ではなくても、収入は減ります。

仕事にマイナスな特性があるなら、できる仕事はどうしても限られますし、そうなったら収入も減りますよね?

同じ特性を持つ二人が居て、障害者枠で一人が就職一般枠で一人が就職したら、結果的には障害者枠の収入の方が高いと私は思います。

あくまで例ですが、画像の方が分かりやすいかもしれません。

このように、発達障害の診断を受けて、障害者枠になってもあまり収入的に損する事はないのです。

これが発達障害傾向の中学生が、診断を受けた方が良いと思う理由の二つ目です。

中学生で発達障害の診断を受けたら?

仕事や差別について紹介してきましたが、私が発達障害の診断を受けた時の思いもすこし触れたいと思います。

私は正直に言うと安心しました。

今まで自分は周りと違うと思っていて、その理由の分からない違いに苦しんでいました。

でも、原因は発達障害者だとはっきりと分かると、良い意味で発達障害なのだからしょうがないと諦められるようになったのです。

発達障害は確かに大変な事もあります。

でも、たとえそれが欠点だとしても、自分の本来の姿やどんな人間なのかが知れて安心できたのです。

きっと、今後発達障害の診断を受けたら、ほとんどの中学生は少し安心する気持ちが出てくるのではないでしょうか。

これが、私の思う発達障害傾向の中学生が診断を受けた方が良いと思う理由の最後です。

リンク

ここで発達障害者の将来や生き方などこの記事と関連している記事のリンクを張っておきますので、是非ご覧ください。

診断を受けたら前向きに将来を考えよう

私は中学生時代に発達障害の診断を受けました。

そして悩んだ末、通信制の高校という進路を選んだのですが、それは私にとってとても良い選択でした。

今の通信制高校は語学やスポーツITなど、専門的な勉強もできる学校が数多くあります。

発達障害の診断を受けても前向きに、自分でできる事を一つづつ増やせばきっと良い未来が待っています。

通信制高校・サポート校の情報サイト【ニュースク】では様々な希望を満たす通信制高校を、ネットで見つけて、簡単に資料請求ができます。

是非発達障害の診断を受けたことが、人生の良い転機だったと思えるように、下記バナーから自分にあった高校を見つけてみてください。


最後に

発達障害の傾向が有ると、この先どうなるのだろうという不安が襲ってくると思います。

しかし、早く障害を受け入れた方が人生はうまくいくはずです。

自分の事を悪い事も良い事も知って、自分にあった道を歩んでいくのに早過ぎる事はありません。

ぜひ診断を受けて、良い未来への一歩を踏み出してみてください。

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