発達障害とADHDを持つ方は、片付けが苦手な方が多いと言われています。
私自身も発達障害当事者で、片付けが苦手です。
そこで私が片付けが苦手な特性と、どう付き合って来たのかを紹介します。
この後も触れますが、片付けられない特性とうまく付き合う上で一番大事にしているのが、完璧を求めない事です。
ですので、「すべて完璧にやらなくちゃ!」と思わず、最後まで読んでまずは一つずつ実践してみてください。
片付けられないのは発達障害だから?
答えは”わからない”です。
確かに発達障害で片付けられない方は多いと思いますが、別に障害者でなくても片付けられない方はいますよね。
私は、自分が発達障害というのを、都合の良い時だけ使っています。
発達障害だから、できなくてもしょうがないと思いたければそうすれば良いし、発達障害というのを認めたくない場面なら認めなくても良いはずです。
なので自分は発達障害だから片付けが苦手と思うなら、この記事をそのまま受け取れば良いですし、発達障害とは関係ないと思うなら、文章の中の発達障害という文字は無視して読んでみてください。
片づけられない発達障害者でも簡単整理
片付けが苦手な発達障害者の私は、簡単に整理する方法として、”箱”を使っています。
蓋の無い箱を、入れる物のジャンル毎に用意して、とりあえず散らかっている物を放り込むのです。
発達障害者でもできるジャンル分け
箱は段ボールでもなんでも良いので、下記の例を参考にジャンルに分けて用意します。
- 郵便物と書類
- スマホとpcの関連用品(ケーブルやマウス等)
- お菓子
- 仕事関連の物(筆記用具等の仕事に使う物)
今散らかっている物を、大雑把でいいので、例を参考に”適当”にジャンル分けして箱を用意しましょう。
片付けられないなら放り込め!
用意した箱を使う上で重要なのは、綺麗に使おうと思わず気軽に箱に放り込む事です。
蓋をあえてせず、部屋に出ている物をとにかく放り込んでみましょう。
部屋に出ている物が減っていく事で、整理の難易度はどんどん下がっていきます。
そして、ジャンルに分けて箱に入れれば、意外と困る事はあまりありません。
「あれどこにやったかな?」と思ったら、対応したジャンルの箱を探せばOKです。
片付けられないならパターン化する
箱を使ってジャンル分けする方法は、どちらかというと散らかった物を整理する方法でした。
そこで次は、散らからない様に私が実践している方法を紹介します。
順番と場所を決めれば片づけられる
これは、外出から戻った時に使っているのですが、帰ってきてどう整理するか、パターンを決めてしまう事にしています。
決めるパターンは二つで
- 片付ける場所
- 片付ける順番
です。
例を挙げると
- 帽子をフックにかける
- 上着をハンガーにかける
- カバンを棚に置く
- 靴下とハンカチを選択籠に入れる
このように場所と順番を決めると、外から帰ってきて散らかる事を防げます。
片付けられなくても、散らかる前に一個でも物をもとに戻すことを覚えると、家の中は綺麗になります。
ADHDで片付けられないなら一歩行動
発達障害とADHD当事者の私が、片付けられない時は物が増えた時です。
どれから片せばよいか分からなくなって、混乱して投げ出してしまう事が私は多いです。
そのパターンを完全に克服したわけではないですが、このどれから片付ければ良いか混乱しないで済む方法があります。
片付けられない方でも出来る一歩目
それは、ひとつづつ片付ける事です。
それは分かっているけど、中々できないという方は多いと思いますし、私もそうです。
そこで私は、最初にこれだけは片付けると、物を決めてしまっています。
私の場合それは食器で、散らかっていて混乱してしまっても、食器だけは真っ先に片づける事にしています。
意外と決めた一つの物を片付けると、「次はこれを片付けようかな」等と思えるようになって、混乱せずに片付けが出来る様になります。
まずは一歩を踏み出せば片づけられる様になるかもしれませんし、一個でも片付ければ家は少しは綺麗になるはずです。
片付けが少しできる余裕があるなら
一つづつ片付ける事になれて、もっとできそうと思えたら今度はゴールを決めて片付けてみましょう。
「何個物をもとに戻したらそこでやめよう」とか「何時までは片付けを頑張ってみよう」等とゴールを決めると、だらだら片付けをして、嫌になる事を防げますし、集中力も保てます。
気持ちよく片付けを終えられると、次もまたやろうと思えるようになります。
継続する為にもある程度片付けられたら、自分を褒めてあげましょう。
最後に
片付けられない発達障害当事者の私でも、実践できている片付け法を紹介しました。
家が散らかっていると気持ちの面でもどんよりしてしまいますし、暮らしづらくなります。
一つでも物が減れば、家はずいぶん片付いて見えます。
「まずは一つ」という気持ちで片付けをしてみてください。
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