大人で発達障害の私は「封印」して気持ちを切り替える

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発達障がい者の私たちは気持ちを切り替えるのが苦手です。

私は仕事とプライベートの切り替えができなかったり、特に「一度寝かせる」ということができません。

「これは今日は諦めて明日にしよう」ができないのです。どうしても解決するまでやり続けてしまい、朝になってしまう事もあります。どうでもいい事なのですが、私はゲームがクリアできず朝までやり続けてしまったことがあります。

それは気持ちの面でも一緒で、「どうせ明日まで結果はわからないから明日まで考えるのをやめよう」ができない事が多々あります。

そんな悩みがあった私はこちらに書いたルーティンを使う方法や本記事で書く「封印」という方法にたどり着きました。私たちが持つ発達障がいは「気持ち」や「受け止め方」等の内面の問題ですよね?

しかし、私がたどり着いた障がいとうまく付き合う方法の中には「物理的」な行動をすることで、障がいうまく付き合うというパターンが意外にも多いのです。

そこで本記事では「封印」という物理的なアプローチをご紹介します。

本記事を読んでほしい方

発達障がいやその傾向がある方で

気持ちが切り替えられずズルズル引きずってしまう方

切り替えの方法を知りたい方

気持ちの切り替えができない・下手・苦手な方

私たちの持つ発達障がいは、気持ちをうまくコントロールできれば、健常者に負けない力を発揮できます。

「自分は優れていない」ではなく「力を発揮する為の条件が多い」と思いましょう。

そう思うことが、発達障がいを持つ私たちが前向きに障がいと向き合う第一歩です。上に書いたような「気持ちを切り替えられない人」はまずは本記事を読んで前に進んでみてください。

全部読みたくない方はインスタをチェック

発達障害者が気持ちを切り替える為の準備

これから紹介する「物理的な封印」には「嫌なこと」「忘れたい事」に形を持たせることが重要です。

形があればこれから紹介する「見えなくする」等「封印」する事ができるのです

仕事を忘れたい・切り替えたいときは「書類」誰かの事を忘れたい・切り替えたい時は「携帯電話」等のようにすでに形になっている場合はそれでOKです。

でも「悩み」や「不安」など形がないものはこれから紹介するいわゆる「封印」することができません。

そこで「封印」するために形にするのです。私は「悩み」等形がないものは紙に書きだしたり、絵に書いたりします。まずはみなさんも「切り替えたい・忘れたい物」を形にしてみてください。

要点

  • 嫌なこと・忘れたい事を形にする
    • 仕事なら書類
    • 対人関係ならスマホ
    • 形がないなら文字として書き出す・絵にする

発達障害の私は封印する事で気持ちを切り替える

切り替える為に物理的に距離を取る

まずは嫌な物から離れてみましょう。嫌な物から物理的に離れるというのは気持ちの面でも、その嫌な物から距離をとれます。「私は今日は嫌な物から距離を取る」と離れると同時に声に出してみましょう。

嫌な物を置いておく場所を作ってみるのも効果的です。例えば仕事の書類やpc等は玄関に置いてどうしても必要な時以外は部屋に持ち込まないようにします。

私が自分の発達障がいの特性に合わせて実行している考え方が、「離れたときに考えない」ではなくまずは「近づいたら・触れたら考える」という方法です。

嫌な物の事を考えるのは嫌なものに近づいた時や触れた時という意識を持ちましょう。

まずは考えない事を意識しすぎず、考えるタイミングを意識してみましょう。

切り替える為に物理的に隔離する

嫌なものを隔離する「入れ物」を作ってみる事がおすすめです。

私は一つの方法として「嫌な物」「切り替えたい物」を入れる箱を作っています。

明日に持ち越したい「悩み等」があったら上で紹介したような「形」にしてその箱に入れてみます。

その箱に開ける期限を設定します。「この箱は今夜切り替えたい事入れて明日の朝まで開かない」とまずは決め、明日の朝になるまでは忘れます。

ここで重要なのが開けるタイミングを決め、タイミングが訪れたら確実に開ける事です。

「一生開けない」とか「できるだけ開けないようにしよう」ではなく開けるタイミングを決める事で、「いつ開けよう」と悩まなくなります。

「明日開けるから忘れていてもいいや」と明日開けることを言い訳に、そのことを忘れる事で「封印」効果が高まります。

箱でなくともい例えば仕事用カバンとプライベートカバンを分ける事で、仕事の物は仕事用カバンに入れ、開けないようにしてみる事もおすすめです。

要点

  • 嫌な物・切り替えたい事を「見えなく」「触れられなく」封印して切り替える
  • 封印した物は封印を解く場面を決める
  • 封印を解く場面を決める事で「それまではいいや」と自分で言い訳できる

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最後に

今回紹介した気持ちを切り替える方法に「封印」があって「なぜ嫌なものを捨てる」という方法がなぜないの?と思う方もいると思います。

私が思う「気持ちの切り替え」はスイッチを切る事だけでなくスイッチを入れるという事も必要だと思っています。仕事等の嫌なこと・切り替えたい事はまた思い出さないといけないから難しいのです。

そこで取る気持ちを切り替える方法が「封印」です。ある意味「封印を解く」という行為があるから「安心して切り替えられる」のです。

発達障がいを持つ私たちが気持ちを切り替えるために、まずは物理的に行動してみる事をおすすめします。

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