発達障害の皆さんは言葉が出てこないことってありますか?
私も発達障害当事者なので、よく言葉が出てこなくて困ることがあります。
言葉が出てこないと、感想を求められた時、怒られた時、いろいろな場面で困りますよね。
私も言葉が出てこなくて失敗したことが何度もあります。
そんな私が失敗を経験して学んだ、言葉が出てこない時に使える魔法の言葉を紹介していきます。
言葉が出てこない時に使える魔法の言葉
魔法の言葉それはずばり「わからない」です。
「わからないが魔法の言葉?意味が分からない!」と思いましたか?
大事なのは言葉が出てこない時にわからないという勇気
言葉が出てこない時に意識すべきなのは、なんとか場面にあった事を言おうとすることでも、逃げ出すことでも黙ることでもありません。
大事なのはわからない時はわからないと言う事です。
焦って適当なことを言ってうまくいくことはありませんし、逃げ出したらもっと立場が悪くなります。
そして黙っていても相手をイラつかせるだけです。
私たちは、黙りたい訳でもなく、逃げ出したい訳でもなく、場違いな事を言いたい訳でもありません。
だから「私は今何を言えばいいかわからないんだ!」と素直に伝えましょう。
言葉が出てこない時に避けるべき事
言葉が出てこない時に私たちが一番避けるべきなのは誤解されることです。
言葉が出てきにくい人なんだと思われても、心無い人に差別されても、勘違いされて悪意がある人だと思われることに比べればへっちゃらなのです。
なぜならば我々発達障害者が目指すべきは完璧に生きることではなく、今いる職場や学校等にいられなくなる大事故(誤解されて悪者にされる等)を避けることだからです。
そもそも言葉が出てこないってどう思われる?
ここまで読んで見てあなたはどんな感想を持ちましたか?
わからないと言えば良いんだ!誤解されなければ言葉が出てこないことを知られてもまだましだ!と素直に思えた人ばかりではないと思います。
でもちょっと考えてみましょう。言葉が出てこないってそんなに悪く思われますか?
確かに心無い人は、「あの人はばかだ」とか「能力が低い」等誤解する人もいるかもしれません。
でも、人は自分に危機が及ばない事には、そんなに興味はもちませんし「すごく嫌いな人だ」とも思いません。
言葉が出てこないってどうも思われていない?
そう言葉が出てこない人って意外と周りは、どうも思わないのです
すこし見下されても、「ものすごく嫌いな人」にだけ、私たち発達障害者はならなければいいのです。
心無い人に見下されたことなど、気にするのはやめましょう。
発達障害者の言葉が出てこない理由
わからないという魔法の言葉で、何とかなる事だけ覚えればあとはどうでもいいかもしれません。
でももう少し自分のことを知って、どうすればもう少しうまくしゃべれるのかを覚えてもいいかもしれませんね。
そこで私の思う発達障害者の言葉の出てこない理由と対策を紹介してこの記事を終わりたいと思います。
もうここまで読んで十分と思った人や、言葉が出てこない場面を思い出して辛い方は、わからないと素直に言う事だけ覚えて帰ってもいいかもしれません。
言葉が出てこない理由と対策
発達障害者はとっさの行動がうまくいきません。
なぜかと言われれば特性だと言うしかないです。あなたもありませんか?言葉が出てこない場面のあと少したってから「あーこういえばよかった」と思う事。
とっさの場面で言葉が出てこない時は?
こういうとっさの場面で言葉が出てこない時どうすればいいのでしょう?
私にはわかりません!
え?そんな!と思いましたか?でも大丈夫ですよ。ちゃんと対処法はありますから。
とっさの場面に対応できない、ならばとっさの場面を少なくすればいいのです。
言葉が出てこない場面は避けよう
といっても上司に呼び出されるとか、面接に行くとか、同僚と話すとかそう避けられることではありません。
だから、できるだけ今日の予定や起こることは把握しておきましょう。
そう予測しておけばそれはもうとっさの場面ではないのです。
できるのなら、そういった場面が予測される時は、こう聞かれたらこう返そうとシミュレーションしてみてください。
事前に想定しているだけで意外と言葉は出てくるものですよ。
言葉が出てこない人に最後に言いたいこと
最後に言葉が出てこなくて悩んでいる発達障害の方に言いたいことがあります。
それは私たち発達障害者は「劣っている」わけではないことです。
とっさの場面に弱いとか、もしくは慣れていない環境で力が発揮できないのは、健常者と違う特性なだけだと私は思っています。
だって言い換えれば、慣れている環境で力を発揮できる、想定した場面に強い、こう前向きにも言えますよね?
だからあまり自信を失いすぎないでくださいね。
コメント