転職活動や就職活動をする時は、健常者でも緊張しますし不安になります。
発達障害があると尚更ですし、ネット上の、自己PR等の難しくて堅苦しい回答例を見ていると不安になりますよね。
しかし、発達障害を持つ私の経験上難しい回答はしなくても面接に受かる事は可能です！
そして、その他の発達障害者の面接で聞かれることも意外と簡単です。
そこで発達障害の私の経験から、”実際に聞かれる”質問とその回答の仕方を、分かりやすくお伝えします。
発達障害者の面接のコツ
どんな事を聞かれるかの前に、私の思う面接のコツを二つ紹介します。
発達障害者の面接のコツは”素直”
素直にとは、分からない事は分からない、できない仕事はできないと言う事です。
嘘をついたりごまかしても、評価は下がってしまいますし、後から困ります。
とにかく素直に答えましょう
発達障害者は面接をしてあげている？
もう一つのコツが、こちらも相手を面接しているという気持ちで臨む事です。
どんな上司と働くか、人事の人はどんな人か確かめて、自分が働ける職場か見極めましょう。
「無理をしない自分を認めて、雇ってくれる所を探そう」と気持ちが楽になりますよ。
発達障害者の面接質問1.家族の応援
私が20代だからかもしれませんが、面接で毎回聞かれるのが、「家族は応援していますか？」です。
発達障害者が、仕事を長く続ける為には家族の支援が必要だから聞くのだと思います。
模範解答は「応援してくれています」だとは思うのですが、これに加えると良い一言があります。
発達障害者は家族の応援が重要？回答例
それが、応援してくれている理由を、面接先の特徴に絡めて言うことです。
例としては
- 残業が少ない仕事の為応援してくれています。
- 休みが取りやすいので応援してくれています。
- やりたかった職種なので、応援してくれています。
等です。
職場のこんな特徴が、良いと思っているというのを、さりげなくアピールできて好印象のはずです！
発達障害者の面接質問2.通勤
発達障害者で苦手な方が多い通勤に関しても「通勤は問題ありませんか？」等の形でよく聞かれます。
回答する時は実体験を使ってみるのがコツです。
発達障害者は面接に”行った”を活かす
実体験を使った例としては
- 面接会場が働く場所と一緒なら「今日この面接会場に来るときも楽に来られましたので、これが毎日でも大丈夫です」
- 以前の会社(学校・支援機関)と同じ(短い)時間・込み具合ですので大丈夫です。
このように、実体験があると「それなら大丈夫ですね」と納得してもらいやすくなります。
もしリモート面接なら、会社の前まで試しに行ってみて、その体験を話すのも好印象です。
発達障害者の面接質問3.前職
転職の場合よく聞かれるのが、前職を辞めた、もしくは辞める理由です。
回答としては、素直に理由は話す方がいいですが、悪く言いすぎない事も重要です。
そして、悪く言って終わらないよう、「○○という理由がありましたので、その心配がない御社を志望しました」と志望動機に繋げると、前向きな言葉で終われます。
発達障害者の面接質問4.配慮
発達障害者ならではの質問で「必要な配慮はありますか？」は必ず聞かれる質問です。
詳しくは下記リンクに書いてありますが、必要な配慮と共に前向きな言葉を添える事が重要です。
例としては
- 文字を書くのが苦手で、メール等すでに書いてある物が欲しいですが、pcやスマホでメモを許可して頂ければ大丈夫です。
- 聴覚過敏があって静かな環境が必要ですが、耳栓を許可して頂ければ、集中して仕事ができます。
必要な配慮に加えて、こんな事はできる、こうすれば解決できる等を添えて、マイナス印象で終わらないようにしましょう。
発達障害者の面接質問5.自己PR
よく聞かれる質問の中で難しいのが、自己PRですよね。
面接のコツにも書きましたが、無理をしないで素直に話してみましょう。
自分がどれだけ優秀か無理をしてPRするよりは、自分が思う小さな良い特性が、この仕事に向いているという事をPRしてみましょう。
例としては
- コツコツ積み重ねるのが得意なので、単純作業のこの仕事に向いていると思います。
- こだわりが強いので、奥の深いこの仕事に向いていると思います。
- 学ぶ事が好きなので、様々な業務のあるこの仕事に楽しく向き合えます。
- 我慢強い性格なので、長くこの仕事を続けられます。
この様に、学歴やこれまでどんな仕事をしてきたかよりも、自分はこんな人間で、こういう良さがあるとPRしてみてください。
それで受からなかったら、能力が足りないのではなく、「会社に向いていなかっただけかな？」ぐらいに思ってみてください。
発達障害者が面接で聞かれるその他の事
これまで紹介してきた質問以外に、よく聞かれるけど回答にはそこまで困らない事をまとめて紹介します。
なにを聞かれるか不安な方や、簡単な質問でも緊張するから先に回答を考えたいと思う方は読んでみてください。
- 通院頻度
- 服薬
- いつから働けるか
- 支援機関は利用しているか
最後に
面接は色々調べると自分にこんなことできるのだろうかと、心配になると思います。
とくに一人だと心細いので、私は障害者専門転職エージェントを利用しました。
専属の担当の方が付いてくれるので、面接も対策できとても楽になりますよ！
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