発達障害の大人でルールが守れない人がいるのはなぜ?対策は簡単!

仕事
スポンサーリンク

今回の記事は、発達障害者の大人の中に存在する、ルールが守れない方や、その周りの方に向けた記事になっています。

タイトルにあるルールを守れないのはなぜ?ですが、私自身のルールを守れなかった過去から想像すると二つの理由があります。

  1. 自分がどのルールを守るべきか分からない
  2. 程よくルールを守る事ができない

私は発達障害な事もあり所謂融通が利かないタイプです。

そうなると、「このルールは自分に関係あるから注意しよう」とか「このルールはこのくらい守ればいいのかな」など柔軟な考え方ができません。

ルールって難しいといつも思う理由の中には、この柔軟な考えができない特性が大きく影響していて、自分がどう行動してルールを守っていいか分からなくなるのです。

そこで、柔軟性が無くてもルールを守れる(守ってもらえる)方法を中心に当事者目線でお伝えしていきます。

発達障害者はどんなルールが守れない?

ルールを守れる大人になる為の方法を紹介する前に、どんなルールが守れないか簡単に紹介していきたいと思います。

具体例で言うと

  • 衝動的に行動してしまい、許可や確認を取れない
  • 発言のタイミングを間違えるなど、場に応じた態度を取れない

このような物が挙げられます。

私が思うのは、ルールを状況に応じて応用できない点や、今守るべきか、自分はどういう時にルールの対象になるのかが分かりにくい事が多いという事です。

それを踏まえて対策を読んで頂ければと思います。

発達障害者が困るどのルールを守れば?

どのルールって全部だよ!と思う方もいるかもしれませんが、発達障害者として配慮を受けていると、どんなルールが自分に関係あるか分からなくなってしまう事があります。

例えば、私の会社では毎日の朝礼時は時間になる前に、全員自分の席に着席して待たなければいけません。

でも、緊張感のある場所が苦手な私は、精神的に状態が悪い時は出席しなくて良い事になっています。

そういった例外扱いの場面が多いと、社員全員に一斉メールで送られたルールや張り紙にあるルールが自分は例外かそうではないかが分からなくなってしまうのです。

どうルールを守ってもらう?

どうすればルールを守ってもらえるのかを上司や同僚の方向けに書いていきます。

まず個別対応があると発達障害者には分かりやすいと当事者目線では感じます。

一斉メールではなく個別にルールを通達したりルールの対象の場合はもちろんですが、例外の場合もはっきりと通告する事が必要です。

例外の場合も連絡があると、「連絡ないけど例外なのか忘れられているのかわからない・・・」という状況を防げます。

例外なんてうちの職場にはないよと思う方でも、個別に連絡する事で、当事者意識が強くなりルールを守ってもらえるようになります。

発達障害者はどうルールを守る?

発達障害当事者の場合ですが、新しいルールなどができたら、必ず確認するようにしましょう。

自分はルールに入るのか、例外は有るのか等を上司に確認する事で、自分自身もルールに対して、当事者意識が生まれます。

また自分に関係ないとルールを見過ごしてしまう事もあります。

できれば上司の方にルールの確認等をお願いしましょう。

できない場合は、基本的にすべてのルールを自分に関係ある事と意識する事がおすすめです。

意識した結果関係なくてもダメージはありませんが、関係ないと思っていて実は関係があった場合等はあまり良い結果にはなりませんよね。

発達障害者は”ルールを柔軟に”が苦手

ルールは単純ではないなと発達障害者目線ではいつも思います。

この設備は人が多い時は使ってはダメとか、緊急時は○○してよい等、今はどっち?となる場面が多数あります。

発達障害者は曖昧な言葉やルールが苦手な場合が多いので、こうなると訳が分からなくなって、周りから見ると、ルールを守っていないと移ってしまう事があるのです。

どうルールを守ってもらう?

上司の方や同僚の方にしてもらいたいのは、ルールをできるだけ0か100にする事です。

発達障害者が判断しやすくルールを作る事で、冷静な時はもちろんですが、発達障害者にありがちな衝動的に行動してしまう時でも、判断しやすくなります。

例え「ば高額な備品の発注は、許可を取ってね」ではなく備品の発注すべてを許可性にする事で、今買わないと間に合わないかも!といった焦る状況でも、「毎回確認しているからしよう」と自然にルールを守れます。

発達障害者はどうルールを守る?

ルールを、明確に分かりやすく上司に変えて貰ったり説明してもらえるなら、それが一番ですが、そういった配慮を受けられない場合もありますよね。

そういう時は自分の中で、明確化してしまいましょう。

例えば、会議で発言してよいタイミングが、分かりづらいなら、どんな時も話を振られるまで黙っている等、自分なりに明確な基準を作ってしまうのです。

こうする事で、ルールを守りやすくなります。

最後に

ルールを守る事は意外と複雑と、発達障害の私は感じてしまいます。

中には反抗心などから守らない方もいるかもしれませんが、ほとんどの発達障害者は、今自分の置かれている状況にうまく対応できない所から、ルールを守れない状況になってしまっていると思います。

柔軟に対応する事を目指すより、自然に守れるような環境を作ってあげる、もしくは自分で作る事で、精神的に負担なくルールを守れる大人になるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました