発達障害の私は、いわゆる”空気が読めない”特性をもっています。
その為、仕事で意見を言う時に、場の空気が読めず、自分の意見を主張し過ぎてしまい、我儘だと言われたことが過去になんどもあります。
そんな私ですが、発達障害者の大人として、自分の意見を諦めずにうまく意見する事を最近覚えました。
そこでこの記事では、発達障害の大人が我儘だと思われずに自分の意見を言う方法を紹介していきます。
発達障害の大人が我儘ととられる理由
我儘とは、周りの事を考えずに自分勝手にふるまう事だそうです。
私自身が我儘と言われていた頃を振り返ると、自分の意見を通そうと、自分の正しさや自分の意見を強く主張し過ぎていました。
そんな人を見たら、「この人は自分中心に意見を言っているんだ。我儘だな」と思うと思います。
自分の意見を自分の為に言っている人は我儘に見えるのです。
そこで私は、自分の意見を人の為に言う様にしています。
誰かの為に意見すれば我儘ではなくなる
例えばなのですが、仕事で意見を言う時は、明確に「お客様の為には○○だと思います」「会社の為には○○した方がいいです」等の言い方をしましょう。
自分以外の為に動く人は我儘ではないですよね?
そのため会社の為に○○しましょうと言ったら、我儘な人だなと思われることはあまりありません。
結果を添えればさらに我儘と言われない
ここでもうひとつ言い加える余裕があるなら、誰の為の意見かを言った後に結果も添えるとさらに我儘ととられなくなります。
あくまで例ですが、「会社の為に、pcを経費で買えば仕事を効率化できます」など何の為でどんな結果を生むのかが分かれば、我儘に思われなくなるのです。
ただ「経費でpcを買いたい」というと、この人は「自分だけ経費で良い物を買おうとしている我儘な人だ」と思われますよね。
その為なんの為でどんな結果が出るのかを言うと我儘ととられなくなるのです。
我儘な発達障害の大人は”でも”と言う
発達障害の大人な私は、以前”でも”が口癖でした。
意見に反対されたら、「でも○○なんです」と相手の意見を聞き入れなかったのです。
難しいですが、”でも”ではなく”だから”を使うと我儘に見られなくなります。
先ほどの例でいうと、「自分だけ経費でpc買うなんて無駄じゃない?」と言われたとします。
その時は「でも、必要なんです」ではなく「高いからこそ経費に見合うこんな成果を上げたいんです」と相手の意見を利用するのがおすすめです。
相手の意見を否定して自分の意見をいうより、相手の意見をうまく利用する事で、我儘な人だとおもわれなくなるのです。
我儘でも良い!でも今はその時?
私は我儘は悪い特性ではないと思っています。
自分の意見を主張しすぎて、我儘と思われるということは、自分の意見をしっかり持っているという事です。
だからこそ、自分の特性を生かせるように時には我慢するとも重要です。
我儘と思われない様に正しくても我慢
自分の意見には、どうしても通したい物とそうでもない物がありますよね。
幾ら自分が正しくても今意見をする事は自分の為になるでしょうか。
本当に通したい意見を通すとき、「この人はあまり自己主張をしないから今回は本当に通したい意見なんだな」と思ってもらえたら得しませんか?
相手の為に我慢しようと思うと、イライラしたりしますが、意外と「自分の為に我慢しとくか」と思うと、精神的に楽に我慢できたりします。
発達障害の大人が我儘から卒業する為に
ここまで我儘と思われない意見の仕方を紹介してきました。
それに加えて大事なのが、失敗する事です。
自分の意見を言っても失敗するかもしれないと思えるようになると、意見する事を我慢できたり、控えめに意見できるようになります。
失敗する事は良い事ではないかもしれませんが、一度は失敗しておくと良いかもしれませんね。
責任を持てると我儘と思われない?
もう一つの我儘と思われない方法ですが、これは意見を言う時ではなく、言った後の事です。
もし自分の意見が通った時は絶対に責任を持ちましょう。
自分の意見を通したのに、なにか起きた時に知らん顔だと、信用は落ちますし、次回に意見した時に、我儘と思われてしまいます。
なにか難しい責任の取り方ではなく、しっかりと謝るだけで人の印象は変わりますよ。
自己中や自分勝手に見られるならこちら
最後に
私が思う”我儘”とは自分中心の方だと思います。
誰かの為に何かの為に行動する事で、我儘という印象を避ける事ができます。
極端な話、心では思っていなくても良いので、上辺だけでもなにかの為に、意見を言ってみてはいかがでしょうか。
責任を持ち、人の為に動く人になるのは、簡単ではないかもしれません。
私は正直に言うと頑張りたくないし、楽したいと思っています。
でも、今頑張って、意見を我儘ととられない様になればきっとこの先の人生で楽が出来ます。
人生トータルで楽をする為にも、このタイミングで、少し苦労をしてみましょう!
コメント